いつもの年は、お盆の込み合う時期をはずして、義母を見舞うのですが、今夏は伯父の新盆ということもあり、安芸地方の白い「ぼんぼり」を墓地に飾らなくてはならず、義母に変わり私たちが行ってきました。

駅からレンタカーに乗り、義母の実家へ向かうのですが、コンビニにも「ぼんぼり」が売られているのには、ちょっとビックリしました。新盆は白地に銀、白、少々の金色の紙で装飾されていて、おとなしい感じ。他の「ぼんぼり」は、赤、黄、紫、金、銀紙で飾られていて私から見たらど派手です。この地方独特なものだと聞きました。重要なのは、ぼんぼりの部分に自分の名前を書き入れることだそうで、誰が来てくれたかが、一目でわかるようにだというのです。

朝、家を7時に出て、夕方3時半、「ぼんぼり」に名前を書き入れて、所定の場所に飾り義母の実家へ行きました。お仏壇にお参りさせていただいて、ほっと一息。出迎えてくれたのは、亡くなった伯父さんの長男、次男さんでした。他の叔母や叔父とは行き違いになってしまったようで、残念ながら会えませんでした。

東京のビル街から、半日で山々に囲まれ、日本海へ注ぐ川が流れ、広大な田んぼと畑、家は集落ごとに点在する。何とも不思議な光景です。

ここらには、子どもがいないんだと主人の従兄弟が嘆いていました。自分も週末に田畑の世話をしに、ここへ来ているのだと言っていました。そう言われて見れば、草でぼうぼうになっている元田畑も、誰も住んでいなさそうな家もあったような・・・。

昔、盆踊りとかお祭りとかあったんだよって・・・寂しそうに語っていました。

ぼんぼりは風にゆられて、どの家のお墓の周りも綺麗です。私は初めての経験でした。また来年、今度はカラフルなぼんぼりを持って行こうと思っています。

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