成年後見制度を考える その6

義母がグループホームへ入所した後、残ったのは誰も住まない家でした。将来、この家に帰れる見込みのない義母にこの家は必要なくなってしまったのです。主人にすれば生まれ育った生家であり、懐かしい思い出がいっぱい詰まった場所です。このまま庭の手入れなど手を掛けていれば保存できないこともありません。しかし、近隣住民から見たらどうでしょう。空き家に侵入者がこないか、不審火はないかなど不安材料ばかりなのです。

とりあえず業者に入ってもらい家財の処分をすることにしました。リサイクルできそうな着物や家具は別業者に引き取ってもらいました。大切にしまってあった兄弟で撮った写真などは持ち帰ることにしました。仏壇は我が家に大きすぎて納まるサイズではなく、お寺さんに供養していただいた後仏具店に引き取っていただきました。その後、我が家は、部屋の一部をリフォームして仏壇を購入しました。仏壇とお寺にかかった費用は義母、リフォーム代は我が家持ちです。(裁判所に相談しました)

主人が「ここは、他の人に住んでもらおう」と決めました。居住用資産売却の特別控除は居住しなくなって3年以内で過ぎれば税金が発生するというのも絡んでいました。

早速、家庭裁判所に電話をし、居住用資産の売却方法を聞きました。

裁判所の許可がなければ、土地建物の売却はできません。