成年後見人になって、最初の仕事は、財産の統一です。
1.東京法務局より「登記事項証明書」を取り寄せておく。
2.預貯金を1行にまとめる為、一番動きやすい銀行で、成年後見人付きの本人口座を開設す
る。先に銀行に電話するなどして必要書類を確認する。
3.通帳ができたら、受給年金がある場合、年金機構へ受け取り先変更の書類を提出する。
一ヶ月から一ヶ月半はかかるので、最寄の年金事務所に電話して必要書類を聞く。
地方事務所まで行かなくても良いので楽でした。
4.恩給の受給がある場合は、恩給局へ電話して書類を送付してもらう。
5.ゆうちょ銀行の場合は全国どこでも名義変更が可能。地方銀行、地方信用金庫、信組は
面倒でも、支店まで行く。奥から偉そうな人が応対するも、マニュアルを見ながらなので
解約して取りまとめ銀行へ送金するまで、2−3時間はかかる。
時間がかかってイライラするが、各銀行一回限りなので、この銀行はどの程度?なんて
評価しながら作業を進めると、いろいろ面白い発見をしたりする。
(慌てて本店に確認電話したり、店の奥の方で数名が小会議したり、夏休みで人が足りなくて
なんて言い訳したり、窓口のお嬢さんが「このごろ、こられないので心配してました」なんて声
を掛けてくれたり。)
6.有価証券も成年後見人付きの名義変更が必要です。
7.よって、どこへ何をしに行っても時間の余裕が必要です。
ただし、登記事項証明書、印鑑証明、戸籍謄本、住民票など有効期限付きが殆どですから
計画を立てて動くように心がけ先送りしないようにしましょう。