特別養護老人ホーム、認知症対応グループホーム、老人保健施設へ書類を提出し順番を待つことになったある日、老健から電話が来ました。あと一ヶ月少々で入所できるので家族がオリエンテーションに来てほしいとの事です。その時7番目だった順番は、他の施設に入所された方や病院に入院された方、他の事情で入所希望を取り下げた方などで、いっきに1番になってしまったのです。見込みより半年以上早く順番がきてしまいました。

書棚にあった家庭裁判所の封筒は、いつの間にか机の上にありました。病院に入院している間に診断書や鑑定のお願いをしなければならないのです。病院へは以前よりそれとなく打診していたので、早速電話でお願いし指定の診断書を送る運びとなりました。尻尾に火がついたら面倒?だとか言っていられません。家庭裁判所へ電話して面談日の予約をしました。成年後見の申立ては申立人、後見候補者が家庭裁判所へ行き面接を受けなければなりません。

私はどうしても気になっていたことを、家庭裁判所へ電話で相談してみました。後見候補者は1名しかなれないのかということです。「後見人を決めるのは裁判所なので、候補者は複数名でも大丈夫です。面談の時にどうして後見人が複数必要なのか説明してください。」何とも明快な答えですっきりしました。主人とも相談し私も候補者の書類を提出することにしました。

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