前回の成年後見を考えるは、書類が書棚で眠ってしまっているためお休みです。

ある日、病院のケースワーカーから電話が来ました。「認知症は人それぞれ症状が全く異なっていてお宅は精神症状が非常に少ないので、次に行かれるところを探してほしい」というのです。やっとやっと落ち着いたと思っていたのに・・です。病院以外でどのような施設があるのか、知らないことばかりです。とにかく特別養護老人ホーム、グループホーム、老人保健施設など書類でもらい数件電話してみました。特別養護老人ホームについては300名以上待っているという話、グループホームは運営会社次第で入居条件もかなり異なっていることがわかりました。とりあえず目で確かめなければ糸口が掴めないと数日かかっても出来る限りたくさん見てみようと帰省しました。

特養は今回書類を提出するだけ、数年単位で考えても順番が来るとは思えません。ここならと思っていたグループホームに事前連絡して義母を連れて行きましたが、もっと認知症状が軽い人でないと無理と即日断られてしまいました。義母抜きで行ったグループホームは設備は満点だけれど何か機械的で冷たい感じ、満室だったので保留にしてもう2件、行きたかったのですが道に迷ってしまった上暗くなり、その日は断念しました。翌日も数件見てまわり、午後前日行き着くことの出来なかったグループホームで面談し、やはり満室だけれど民家を改装した温かみのある実家に似た雰囲気と施設長の人柄に「この施設しかない」と予約をしました。誰かが特養に出るか病気で出るか亡くなるかを待つのは心苦しいですが仕方ありません。

帰り道、すっかり日も傾きいつも利用するスーパー前の駐車場横に老人保健施設があり、駄目もとで立ち寄ってみました。運良く相談員の方が面談に応じてくださりグループホームまでのつなぎということで入所可能と言ってくださり早速入院中の病院へ連絡してくださいました。ただし順番待ちは7番目です。入院中の病院でも老建の順番が来るまでの入院は承諾してくださり、昨日までの苦労は何だったのだろうというくらいのスピードで事が進みました。

病院→老人保健施設→グループホームと順調に進めばこうなります。

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