義母は主人にとって母なれど銀行から見たら他人と同じ・・・でした。
いつも生活を共にしている親であれば、年金の受け取りはどこの銀行で、定期預金はここでと知っている情報も多いでしょう。信頼関係があればカードを利用して預金の引き出しなど代理行為を任されるかも知れません。
義母の場合、印鑑さえ一致するものが見つけられなかったのです。とりあえず銀行に行き事情を説明し持参した戸籍謄本で親子関係は認めてもらえたけれど手続きの一切が出来ません。義母本人が自意識を持たない状態であることの証明が必要で、成年後見制度を利用する以外に方法がないと言われました。
成年後見という制度については知っていましたし、どのような立場になりどのような仕事をするのかも机上では理解していました。でもまさか義母が該当するなんて考えてもいなかったのです。
とりあえず、家庭裁判所に行き提出書類一式を手にして帰ることになりました。