平日、幹線道路は大渋滞になってしまうので少し早めに義母を迎えに病院へ行きました。朝食が抜きだった事に憤慨しているかと心配していましたが、義母は食事をしなかった事を忘れているようでした。外出用のお気に入りのコートを持っていったおかげで上機嫌のままタクシーに乗せ景色を楽しみながら病院へ向かうことができました。

待合室はとても混んでおり、車椅子が通路を塞ぎとても待てる状況ではありません。受付は済ませたものの救急車も数台入っていて予約時間が相当ずれ込みそうな感じです。義母は車椅子から立とうとしたり、車椅子を足で蹴って動かそうとしたり落ち着きがありません。私たちの困っている様子を見かねたのでしょう、看護師さんが入院棟のディルームのような場所へ案内してくれました。順番近くなったら呼びに来てくれると言います。テーブルがあり数名の入院患者さんが寛いでいました。義母もそこで新聞を開いたり閉じたりしながら順番が来るのを待ちました。

義母が呼ばれて処置室に入って出てくるまでの早いこと。あっという間の出来事でした。「すごいんですよ。○○さんカメラを掴んで咽喉から引っ張り出そうとするんですよ。本当に危なかったんですよ。」看護師さんから言われて、丁寧に謝ることしかできませんでしたが何はともあれ会計を済ませ義母の胃ろうは無事外すことができました。

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