義母が中心に話が進みますが、私の母の話も少ししておきます。十年ほど前にサルコイドーシスという難病になってしまいました。人間ドッグで肺に影、わきの下のリンパがゴロゴロしていることから悪性リンパ腫の疑いがかかり検査を数度重ね現在の病名がつきました。良性の肉腫が臓器などにできる病気ですが今は左目を肉腫が圧迫しているようで殆ど視力を失っている状態です。治療方法があれば難病と呼ばれることもありませんから静かに付き合っていくより仕方がありません。

数年前には洞不全症候群で心臓ペースメーカーを装着しました。近所では有名な公立病院の循環器内科へ通院して年に一度はホルター心電図で検査をしていました。しかし大きな病院の難点で先生がちょくちょく変わり薬があるわけでもなくただ様子を診ているだけの状態でした。しかも母には病気の説明はありませんでしたから不安に思うのは当たり前です。そんな時、普段お世話になっている内科の義息子先生に診ていただける機会があり、病気の説明と心臓の調子の悪さを改善するためにペースメーカーが必要なこと、電磁波を注意する以外は生活に大きな影響がないことなどきちんと説明をいただき、義息子先生の執刀で無事ペースメーカーを装着できました。20センチ位離せば携帯電話も大丈夫で本人も気にすることなく携帯電話を使用しています。時々電池の残量を確認に行くくらいです。

ただ年齢的衰えは仕方がありません。目が不自由なせいか足が極端に遅くなりました。みっともないとか言って嫌がっていた杖を使いだしましたが役に立っていない様子で手押しのシルバーカー購入を検討しています。

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